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勉強になる「今月の一軒」上海陌生人 火鍋餐庁

勉強になるテーマ

お客様が選べる楽しさ作りはもう一歩進んでいます。例えば3種類のドレッシングが選べるサラダビュッフェは当たり前。
今は種類やアイテム、スケールアウトのインパクトが大事。そして何よりポイントは旨みの「醤」
上海陌生人 火鍋餐庁:写真

「今、何故上海?」と上海に行ってきたことを話すと、ほぼ全員からこの言葉を頂きました。確かに空気は悪く、タクシーの運転手は何かしら怒り気味(怒ったふうに感じる)、英語は全く通じず、更には中国政府によるSNSのシャットダウン。見事なまでに上海に入るや否やLINEもINSTAGRAMも出来ない有様。SNSで民衆が反政府の結束を固めることを防ぐためなのだと聞きましたが、この規制のやり方自体、まさしく中国政府の安直で愚かな考え方によるものだと感じます。また、貧富の差は今でも異常なほどで、「富」を持つ中国人は、以前暴動が起きたことでも有名になったIPOD6を通常価格の10倍(60万!)でも優越感のために買い、逆に「貧」の中国人はIPOD自体を知らない、情報でさえ届かないといったこの落差があります。この貧富格差の問題も中国政府の大きな課題であるものの、解決どころかSNS制御といった頭ごなしの方策を見ているだけでも中国政府の行先に明るいものは見えてこない気がします。

そんな中国、そして訪れた上海、たとえ空気はまずくても「あ、これ面白い」と思えたお店がありました。それは火鍋の店。中国では馴染みの鍋で、日本でも中国の鍋として認知され、定番の鍋の一つとして皆が知る鍋となったこの鍋。今更火鍋?と思われた方もいるはず、ただし、面白いと思ったのはこの鍋自体ではなく、漬けタレの面白さにありました。この漬けタレ、10種類以上の醤と10種類以上の薬味、更には油も自分好みに選んでタレを作ることが出来る仕組みになっています。5mほどのテーブルにずらっと並ぶガラスに入れられた20種類以上の調味料を選べる楽しさは、家庭では楽しむことの出来ない外食だからこそ味わえるエンターテイメント。醤で日本といえば醤油が一番身近ですが、こちらの醤は海老やホタテ、貝、胡麻など様々な食材から作られた「旨み」が並び、しかも薬味は葱や香菜や唐辛子などが取り放題。

ご承知の通り火鍋の良さは2種類以上のスープの味わいを楽しめること、更にこのお店では漬けダレで自分好みの味わいを楽しめる自由。掛け合わせると味わいは計り知れない楽しさ。特にパクチー好きの日本女性にはきっと嬉しいお店。今選べる楽しさといえばビュッフェが単純明快一番に挙げられますが、この仕組みが加われば日本のビュッフェも、もっと楽しいものになるはず。
選べる嬉しさに、旨み=「醤」の楽しさを感じられるこの楽しさを、上海に行かれた際には一度味わいいかがでしょう?

店舗データ

上海陌生人 火鍋餐庁
URL:http://www.shmoshengren.com.cn/
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