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最注目「今月の逸品」Found MUJI

見つけ出す力。

今や日本だけでなく世界中の人々に知られるようになった無印良品。「これが良い」ではなく「これで良い」をコンセプトに確固たる独自の地位を築き、また常に留まることなく新しい発信をし続けています。この無印良品が長く積み重ねてきたコンセプトの起点となるお店を作られました。それが「Found MUJI」です。

「食」と切っても切り離せないものに、料理を盛る器、クロス、調理する道具など多くが存在し、また食する空間そして室礼、身にまとう衣服も大いに関係しています。それは「衣」も「住」も同じこと、つまり衣食住は常に重なり合い、生きていく上の基礎になっています。無印良品の新しい取組み「Found MUJI」は、この暮らしの基礎の中で、今まで無印良品が根底に持っていた概念、「永くいかされてきた日常品を世界中から探し出し、それを生活や文化、習慣の変化にあわせて少しだけ改良して適正な価格で再生する」を集約し、商品集め及び開発をした商品揃えのお店になっています。

この取組みを見ていると、つながってくるものがあります。それは、大正末期、思想家の柳宗悦氏が、それまで美の見地からはまったく見向きもされていなかった民衆の作る日用雑器・雑貨に新しい言葉を与え、それに価値付けをした、「民藝」です。「民藝」と「Found MUJI」の取組みとは切り離せないものですが、この奥深さについては次項詳しく述べることにいたしましょう。

まずは今回「Found MUJI」を。
ここでは今までの無印良品の商品として、作り、生み出してきたものではなく、無印良品という目線から見つけ、探してきた商品の数々を揃えます。見つけてきたそのままのものもありますし、現代にあわせ少し改良された商品もあります。現代の素晴らしい技術や人々が持つ能力によって新しく作りだされるものは、もちろん素晴らしいのですが、昔から長く使われてきたものにも、使い心地の良さ故の美しさ、そして価値があるように思えます。例えば小鹿田焼の器、開窯当時にもたらされた焼き物の技術や伝統を一子相伝でかたくなに守り続けられ290年経った今でも変わらず、10軒の窯元で普段使いのうつわ「民陶」として素朴な美しさを作り続けておられます。小鹿田焼は柳宗悦氏によってその素朴な美しさを見出され日本中に広めたとされていますが、それでも知っている人は少ないはず。

「Found MUJI」は、小鹿田焼のような日本や世界中にある日常で使われるべき良きものを見つけ出し、日本そして世界中の人々が知っているMUJIという立場から情報を発信し、広めていく役目を担っているお店なのだと思えます。

中條さやか
umaminature Found MUJI:写真
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