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最注目「今月の逸品」La Perle de MONIN

家庭にも不思議の時代訪れる?!~物販で買える分子調理法~

MONINといえば、ノンアルコールシロップのブランドで知らない人はいないほど有名で、レストランやバー、ホテル、パティスリーなど世界中の飲食店で使用されていますが、先日訪れたフランスで、日本では見たことのないMONINの商品に出会いました。それがLa Perle de MONIN。直訳すると「モナンの真珠」。

店の陳列棚の一角に、赤、青、黄と鮮やかな色展開の瓶が整然と並び、ふと手に取るとMONINのロゴ。中身は丸いゼリーの粒状になっており、とても不思議な商品に感じられ「これはなんだろう。」と顔をしかめていると笑顔満点の店員さんが寄ってきて嬉しげに「コレ、ナニカシッテイマスカ?」と流暢な日本語で話しかけ、説明してくれました。聞くとどうもシャンパンに入れて食感や風味を楽しむものだそう。それは是非一度試してみようとパッションとパンプルムースの2種類を日本へ持ち帰り、改めてこれはなんぞやと分析したところ、これは人工イクラのお洒落版だと発見。つまりシロップにアルギニン酸ナトリウムを加え、ピペットなどを使って塩化カルシウム液の中に一滴ずつ垂らし、球状にする仕組みのものです。口ではじける食感は、プチプチとしていてシロップの風味が口の中いっぱいに広がります。これはもうこの名の通り、果物の真珠。

そしてその仕組みは、今流行の分子調理法。

分子調理法は、モレキュラーガストロノミーとも言われ、88年に物理学者エルヴェ・ティス氏が中心となって提唱された、レシピを化学の知識で解釈し、また化学の知識を積極的に応用するという調理法です。三つ星のピエール・ガニエールやエルブリのフェラン・アドリアが世界中に大きく広めたとされ、日本でもモダンキュイジーヌからこの分子調理法が今やレストランの定番になりつつあります。フェラン・アドリアは自身の店で、このLa Perle de MONINの仕組みで作る料理を店の代表するメニューの一つとしてお客様に提供してきたといいます。

これを見ていると料理だけではなく飲物にも、そしてお店だけではなく物販で購入できることで家庭にもこの分子調理法が広まっている、つまり日常化されてきているのだと認識するとともに、このようにすでに開発された技術を使ってシロップを球状にするという発想、アイデア、柔軟な考え方が新商品開発にはいかに大切なものか改めて痛感せずにはいられません。

フランスに行かれた際は、この美味しい真珠に出会われてはいかがですか?

※本品は未だ日本では販売しておりません。パリの有名百貨店などで販売されています。

La Perle de MONIN":写真
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